プロヴァンス滞在記
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38.使い捨てカイロ
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秋・冬になると、日本では、どこのスーパー・コンビニでも当たり前に目にする使い捨てカイロ。
しかし実はこれは、日本(とおそらくは韓国)特有の風景だ。
このとっても便利な道具は、ヨーロッパにはなぜか進出していなくて、冷え性の私は毎回荷物の隙間に潜り込ませて持参している。
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4月のプロヴァンスでも とても寒い日はある。
こんな日には手袋と使い捨てカイロは強い味方だ
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デカトロンで見かけた使い捨てカイロ。
小型が2つ入っていて確か3ユーロちょっと
(400円位)の値段だった。
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秋冬や春先のクライミングは岩も冷たくて、指の感覚がなくなってしまうので、使い捨てカイロは大変便利なのだが、これを現地のクライマーに見せると、とても感心される。
その原理を説明すると、もっと感心される。そして帰国の際には余ったカイロを現地のクライマーにプレゼントするが、とても喜ばれる。 こんな便利なものがなぜ無いのだろう。不思議でならない。
最近、やっと、大手のスポーツショップであるデカトロン(Decathlon)で類似のものを見つけたが結構な値段が付いていて驚いた。
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軍手も、当たり前ではあるが、ヨーロッパでは売っていない。
日本では野良仕事をはじめ、何か作業をするときには欠かせないアイテムなのだが、フランスでは作業具屋で買うごっつい作業手袋か、衣料品屋で買う毛や皮の手袋しか見かけない。とても使い捨てには出来ない。
私は軍手の程よい吸汗性とフィット感が好きで、国内ではもちろん、ヨーロッパに行くときも必ず何双か持参している。
こういった使い捨ての便利品が存在しないのも、やはり文化の違いなのだろう。
(2002/10/24作成)
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スーパーの家庭用品のコーナー(一部)。
じつに豊富な品揃えなのだが、意外なものが
手に入らなかったり高価だったりすることもある。
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