プロヴァンス滞在記

33.ビュークス (BUOUX) 3
ビュークス砦同様、対岸の私たちがクライミングを楽しむ岩場にも以前は砦か何かがあったらしい。

それもずいぶん大規模な構造物の跡が見受けられる。

ビュークス砦の前衛部分だったのか? それとも、ビュークス砦の入場パンフレットに記述されている、9世紀に破壊されたサンジェルマン(St-Germain)の村の一部だったのか?  定かな事はわからない。

岩場でこういった過去の痕跡を探して歩き(探して登り?)、それらを発見するのは、ちょっとした冒険気分で楽しい。

車道から岩場へ降りていく小道のすぐ手前には、岩をくり抜いた昔の墓も見られる。 これはサンジェルマンの村があった頃のものだろう。


(左)ラ・プラージュ(La Plage:海辺)と呼ばれているエリアにて。
ここは地面から20メートルぐらいの崖の上にある。大きなテラスになっていて、
昔に作られた階段跡をたどって登って来ることができる。
足元には貝の化石がたくさんある。



(上)ビュークス砦から見た
クライミングの岩場。



(左)ラ・プラージュ(La Plage)にて。
小さな貝の化石がいっぱいある。
(右)岩壁に刻まれた階段。

(上)建物があったことを思わせる
梁の跡。









(左)ラプラージュ(La Plage)で。
貯蔵庫の跡か、貯水池の跡か?
やはり地面から20メートル位の高さの
テラスにて。
(上)岩壁に刻まれた階段

ところで、ビュークス周辺には、観光客だけでなくハイカーもよく訪れる。

クライミングの岩場にもよく来て私たちのクライミングを見物し、時々質問してくるのだが、驚くことにその質問の内容がマニアックなことが多い。 クライミングをやったことのある人でなければ出てこない質問が度々ある。 体型といい服装といい、どう見てもただのハイカーさんなのだが・・・。

フランスではクライミングはポピュラーなスポーツで、学校の体育の授業に採り入れられたりもすることがあるので、みんな詳しいのだろうか。

見物され、質問される側の私たちにも、はりあいがあってうれしい。

(上)ノルウェイから来たクライマー。
いろいろ話をした後、
写真を撮っていいか聞いたら
ポーズをとってくれた。





崖の上のテラスで昔の壁の跡を見つけた。
地面から15メートル位の所。
ブー・デュ・モンド(Bout du Monde:世界の果て)と呼ばれているエリアで。
後ろの巨大な岩の微妙なバランスがとても面白い。
いつ崩れてもおかしくないような気がするのだが、
少なくとも10年以上動いた形跡はないので、今後もきっと大丈夫なのだろう。
地元のクライマー。
ここを訪れる度に顔を合わしていて、すっかりお馴染みの間柄になってしまった。
お互い、いい年の?オヤジだが、双方とも顔を合わす度に前より上達していて、
いい励みになる。
次回に顔を合わす迄には、彼より上手くなっていたいものだが・・・難しいかな?
次はいつ会えるかな? とても楽しみだ。


( 2002/07/02 作成 )


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